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2023.07.04

ジェットスターって大丈夫なの?安全性には妥協なし!安さの理由はサービス面での削減!

ジェットスター 大丈夫
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ジェットスターといえば、安さに定評のあるLCC。安いことで好評を得ている一方、「ジェットスターって大丈夫なの?」と、安全性や運航の安定性に不安を抱いてしまうかたもいるようです。ネット上の口コミや評判だけを見ると、悪いものが多いと感じることもあるかもしれません。

しかし、ジェットスターは国内LCC最大のシェアをもつ航空会社。国土交通省の輸送人員統計(令和1年度)では、国内の主要航空会社の中で4番目、LCCの中では断トツの300万人近い利用者数を誇ります。 利用者数が多いぶん、口コミの数、悪評の数も増えてしまうのは仕方のないことともいえるでしょう。

そこで今回は、ジェットスターは大丈夫なのかどうか、その根拠もまじえて解説していきます。

ジェットスターは大丈夫?安さの理由と安全性

結論からいうと、ジェットスターの安全性に問題はありません。ジェットスターはLCCの中でもとくに安さにこだわっている航空会社でもあり、その安さから、安全性は大丈夫なのかに問題があるのではないかと心配になるかもしれません。しかし、ジェットスターが安いのは機材や整備の質を下げているからではありません。削っているのはサービス面であり、安全性に関わる部分を犠牲にしているわけではないのです。

また、ジェットスターは遅延・欠航率が高いと言われています。2019年10月~12月のジェットスタージャパンの遅延率は16.57%で、LCCの平均である15.56%に比べると若干高い数値です。しかし主な原因は「機材繰り」によるもので、簡単にいえば前の便の遅れ。機材故障による遅延は平均が0.52%であるのに対し、ジェットスターは0.53%と、ほぼ平均値です。

では欠航率はどうかというと、ジェットスタージャパンは3.54%、平均は1.86%と、こちらも比較的高い数値。主な原因は天候によるもので、2.64%です。機材故障による欠航は平均が0.05%であるのに対し、ジェットスタージャパンは0.16%と高めの数値です。しかし、これはあくまで欠航率。詳しくは当記事の「ジェットスターは遅延・欠航が多い?」にて解説していますが、じつは決して故障しやすいわけではなく、ほかの理由があるのです。

ジェットスターは遅延・欠航率は高いものの、今まで一度も大きな事故は起こっていません。また、親会社であるカンタス航空は創業から98年もの間事故を起こしていない、超優良航空会社です。そのノウハウを受け継いでいるジェットスターの安全性も、自信をもって「大丈夫!」といえるレベルでしょう。

整備は安全性と効率を両立

整備の効率化は図られていますが、効率がよいからといって、質が悪いと判断するのは早計です。ジェットスターでは使用する機材(機体)の種類を統一することで作業とノウハウの蓄積を効率化しています。機材が同じということは作業の方法や基準も同じということ。種類が多ければそれだけ作業の種類も増え、勘違いや経験不足によるミスも起こりやすくなります。ジェットスターは機材の種類を減らすことで、効率とミスの予防を同時に実現しているのです。

徹底したサービス人件費の削減

安さのもうひとつの理由はサービス面の削減です。ジェットスターは自社のオフィスや窓口を持っていません。チケットの予約、販売はすべてウェブサイトなどを通しておこなわれ、チェックインもウェブ上から可能です。こうして自動化できるところは自動化し、少ない人数で対応できるようにすることで人件費、オフィスの家賃、光熱費などを削減しているのです。

運航効率の高いスケジュール

飛行機の待機時間を減らしていることも安さの理由でしょう。飛行機が飛ばない無駄な時間を減らし、保有機材数を減らすことで経費を削減することができます。また、じつは飛行機には駐機料金というものがあり、飛行機を空港に置いておくだけでも多くのお金がかかります。この駐機時間が最小限になるようにスケジュールを組むことでも経費気を削減しているのです。

ジェットスターはこういったさまざまな努力によって経費を削減し、安全性を保ちつつ安価な航空券を提供しているのです。

ジェットスターはシンプルな移動手段と割り切ろう

口コミでは接客や受付業務に関わるものが多く見受けられます。最小限の人員で運営しているため、従業員1人が受け持つ仕事の種類や量が多くなっており、余裕がなくなっていることもその原因のひとつなのかもしれません。安い料金で提供するためにはある程度仕方のない部分もあります。ジェットスターを利用する際には、あくまで移動手段という認識で利用するとよいでしょう。

ジェットスターは遅延・欠航が多い?

飛行機を利用するうえで「遅延や欠航は大丈夫?」と思う人もいるかもしれません。気になるのが、遅延や欠航が起こらないかどうかという点。安全性に関して大丈夫であることは既にご存知かと思いますが、遅延や欠航に遭遇すると困ってしまうものです。まずは国内LCCの2019年10月~12月の遅延・欠航率を見てみましょう。

●遅延率

その他 機材繰り 機材故障 天候 合計
エアドゥ 3.74 3.85 0.45 0.3 8.34
ソラシドエア 1.58 7 0.15 0.01 8.74
ピーチ 5.49 14 1.29 3.62 24.4
ジェットスタージャパン 5.52 10.39 0.53 0.13 16.57
春秋航空 2.61 18.64 0.23 0.68 22.16
エアアジアジャパン 2.91 9.42 0.47 0.35 13.15
平均 3.64 10.55 0.52 0.85 15.56

●欠航率

その他 機材繰り 機材故障 天候 合計
エアドゥ 0.04 0.11 0.07 1.52 1.74
ソラシドエア 0.04 0 0.01 1.19 1.24
ピーチ 0.01 0.01 0.06 1.16 1.24
ジェットスタージャパン 0.23 0.51 0.16 2.64 3.54
春秋航空 0.45 0.78 0 0.78 2.01
エアアジアジャパン 0 0.23 0 1.15 1.38
平均 0.13 0.27 0.05 1.41 1.86

ジェットスターは国内のLCCの中では遅延や欠航が多い航空会社です。 その理由としては大きく2つ考えられます。

タイトなスケジュール

1つはタイトなスケジュールによるもの。ジェットスターは保有機材の数と駐機時間を減らすことによって経費を削減しています。スケジュール通りに運航できていれば大丈夫な問題はないのですが、一度どこかで遅れが生じると、同じ機材を使う後続の便に遅れが生じてしまいます。もともとのスケジュールに余裕がないため遅れを取り戻すことも難しく、わずかな遅延が積み重なり、大きな遅延につながってしまうことがあるのです。

最小限の人員

もう1つの理由は人員の少なさによるもの。ジェットスターは最小の人員で運営しているため、パイロットの数にも余裕はありません。そして、飛行機のパイロットは国土交通省の疲労管理基準によって、フライトとフライトの間に最低何10時間の休憩をとることが義務付けられています。をとらなければならないという決まりがあります。 前のフライトが遅延してしまうとこの休憩時間も遅らせなければならないため、これも遅延の理由になってしまうのです。

最小限の機材

また、保有機材の少なさも遅延・欠航のひとつの原因として考えられます。大手航空会社の保有機材数は、JALが217機、ANAは307機であるのに対し、ジェットスターの保有機材数は25機と、圧倒的に少ない機材で運用しています。(2020年7月時点)ジェットスターは保有機材の数をも最小限に抑えている ため、万が一飛ばせなくなるトラブルがあった場合に代替機の用意が難しく、その機材が受け持つはずだった便は欠航せざるを得なくなってしまいます。うのです。

また、整備士が成田空港にしかおらず、ほかの空港で故障が発生した場合は整備士がその空港まで出向く必要があるため、飛ばせなくなってしまう時間も他社に比べて長くなってしまうのです。ジェットスターの欠航率の高さは、故障しやすいというよりも、直すのに時間がかかってしまうことが原因といえるでしょう。

しかし、欠航率が高いとはいえ、その数値は多い時期でも3~4%ほど。しかもそのほとんどは天候によるもので、天候以外を理由とした欠航率は1%未満に収まっています。ジェットスターは運航する便も多いため振替でなんとかなることも多くあります。

会社としても遅延・欠航率の高さは想定内で、ジェットスターは「遅延や欠航はある程度理解してもらい、そのぶん安い料金を提供する」という方針であることも覚えておくとよいでしょうをとっているのです。

ジェットスターを気持ちよく利用するための注意点

ジェットスターは料金を安くするためのさまざまな努力をしており、それに伴って、チェックイン時だけでなく、搭乗ゲートでも機内持込手荷物の量を測定するなど、荷物や時間をに関して厳しく制限 管理しています。厳しいといってもそれはルールに厳しいという意味で、乗客側が余裕をもって規則どおりに利用すれば大丈夫で、口コミで書かれている一部のトラブルは回避することができます。そのために注意するべき点をいくつか紹介していきます。

荷物の量

ジェットスターを利用する際に気を付けなければならないことのひとつめは、荷物の量です。ジェットスターの経費削減の工夫のひとつに、機体重量に関するものがあります。

飛行機を飛ばすための経費の何割かは燃料費が占めています。重い機体を飛ばすとそれだけ燃料を多く消費するため、機体重量はできるだけ軽くする必要があります。機体重量の中には燃料の重さも含まれており、必要最低限の燃料で飛ぶようにすることが必要です。

そのために、ジェットスターでは荷物の量を厳しく管理しています。預け荷物はすべて有料(Stater)で、荷物を載せるためには重量枠を購入する必要があります。この重量枠は予約時に購入しなければなりません。少しでもオーバーした場合は超過料金が掛かり、最初に予約するよりも割高な料金になります。

利用者の中には「少しくらいいいだろう大丈夫だろう」と見積もりが甘かったり、あらかじめ重量を測っていなかったりして、超過料金を受け入れられず、トラブルとなってしまう人もいるのです。

ジェットスターを利用する際にはあらかじめ荷物の量を想定、計測し、搭乗時には予約した重量を超えないように余裕を持っておくようにしましょう。

時間

ジェットスターを利用する際に注意すべきことのもうひとつは、時間です。さきほども述べたように、ジェットスターはタイトなスケジュールで運航することで経費削減につなげています。

そのため時間に関しても厳しく、荷物の預け入れや搭乗の受付時間を1分でも過ぎると、預け入れや搭乗を締め切っています。 ほかの航空会社では多少大丈夫だったとしでも、「多少遅れても大丈夫だろう」と思う人もいるかもしれませんが、ジェットスターではそうはいきません。ジェットスターを利用する際には、時間に余裕をもってチェックインをおこない、ギリギリにならないようにしましょう。

●手続き締め切り時間

国内線 国際線
チェックイン締切 30分前 45分前
搭乗ゲート締切 25分前 40分前

まとめ|ジェットスターは安全性と安さを両立!利用の際は荷物と時間に余裕をもてば大丈夫!もって

今回は、ジェットスターって安いけど大丈夫なの?という疑問に関してお答えしてきました。ジェットスターの安さの理由は管理の効率化とサービス面での経費削減によるもの。効率化は安全性の確保と両立されており、安いからといって安全性が低いわけではないのです。ただし、サービス面や定時運航率など、安さのために犠牲になっている部分もあります。

しかし、飛行機で移動するというシンプルな目的で、過度な期待をせず割り切って利用すれば運賃の安さというメリットを十分活かすことができるでしょう。利用する際には荷物の量を把握して余裕をもった重量枠を予約し、早めに手続きを済ませるようにすれば大丈夫です。しましょう。そうすればトラブルなくスムーズに利用することができますよ 。

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