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飛行機を利用するときはたくさん荷物を持ち込みますよね。その中には液体のものもあるはずです。液体といってもその種類はさまざまですよね。中には害を与えるような危険な液体もあります。

ではどのような液体ならば飛行機の中に持ち込めるのでしょうか？今回は空港での液体物を持ち込むルールをご紹介したいと思います。

飛行機に液体物を持ち込むのが規制される理由

飛行機の中に液体物は原則持ち込むことはできません。液体物といってもいろいろな種類があるため、危険なものなのかそうでないのかの区別がつきにくいからです。

厳密にいうと、国内線と国際線で持ち込めるかどうかの規制対象に違いがあります。国内線では持ち込めても国際線では無理なときがありますので、液体物は機内に持ち込まないほうが安心です。

ただし、液体といっても皆さんが想像しているような水のような状態のものばかりではありません。ではどんなものが空港では液体物として扱われるのでしょうか。

液体物の具体例

では空港内ではどんなものを液体物として扱っているのでしょうか。国内線、国際線別にご紹介したいと思います。

持ち込み可能なもの

国内線の場合

国内線では液体物の持ち込み制限はそこまで厳しくはありません。ペットボトルも持ち込みが可能です。化粧品、液体医療品であっても、以下の範囲内であれば持ち込むことができます。

1容器0.5kgまたは0.5リットル以内で1人当たり2kgまたは2リットルまで

保安検査場でのX線検査器を通過することができれば問題なく持ち込めるので覚えておくといいですね。

アルコール飲料に関しても基本的に制限はないのですが、度数が25％以上で持ち込み制限がかかる会社があります。75％以上になると持ち込みは制限されるので注意が必要です。

国際線の場合

国際線では、原則ほとんどの液体物が持ち込みを制限されていると思ってください。2006年に起こった旅客機爆破テロ未遂事件をきっかけにして、全世界で液体物持ち込み制限ルールが作られたからです。
国際線では液体物として以下のものが該当します。

・飲料物
・食品類
・化粧品
・家庭用品
・日用品

ジェル、エアゾール、半液体状のものも対象になるので覚えておきましょう。

これらのほとんどが持ち込むことができません。例外的に、以下のものは持ち込みが必要な証拠と一緒に検査員に申告するとそのまま持ち込むことができます。

・機内で必要な医薬品類
・病気のための制限食
・ベビーミルクやベビーフードなど

預け入れは可能なもの

液体物を手荷物として機内に持ち込むには制限がかかるとわかっていただけたかと思います。では、荷物として預け入れる場合には制限はあるのでしょうか。

基本的に荷物として液体物を預ける場合、国内線国際線共に制限はありません。液体物の制限は手荷物にだけ適用されて、預ける荷物には適用されないからです。機内で必要としないものであれば、荷物として預けてしまいましょう。

持ち込みも預け入れも禁止されるもの

機内への持ち込みも預け入れも禁止されているのは有害物質の類です。引火性液体、可燃性物質類、酸化性物質類、毒物類、放射性物質等、腐食性物質などは持ち込むことができません。

飛行機内に液体を持ち込むためのルール

国内線ではほとんど必要ありませんが、国際線では機内に液体を持ち込むためのルールが設定されています。紹介しておきますので、国際線を使うときは事前に準備しておくとよいと思います。

機内に持ち込みたい液体物をそれぞれ100mlの容器に移し替えて、液体を入れた容器を1リットル以下のジッパー付の袋に入れます。その袋を保安検査場で検査してもらい、初めて持ち込み可能になるのです。

少し面倒な作業になりますが、持ち込みたいものがある場合はルールに従って移しておきましょう。

免税店で液体物を購入した場合

先に説明した通り、国際線ではペットボトルを機内に持ち込むことはできません。
しかし例外的に保安検査場を抜けた後にある、空港内の免税店で購入したものは持ち込めることになっています。ペットボトルに限らず免税店で購入した液体物なそのままの状態で持ち込むことができるので、覚えておくとよいでしょう。

まとめ

旅行などで空港を使用するときには荷物は多くなるものです。その中にはたくさんの液体物が含まれていると思います。液体物の持ち込みは空港機テロ未遂があった後から規制が厳しくなっていますが、ルールを把握しておけば何を持ち込めばいいか迷うこともなくなるはずです。

持ち込み方をチェックしたら航空チケットを予約して、空の旅を満喫しましょう。
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