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北海道の大きさは九州の約2.5倍です。北海道内の移動だけでも一苦労してしまいますが、これが岩手―北海道間の移動となると、果たして移動にどれだけ長い時間をかけなければいけないのでしょうか。
このコラムでは岩手から北海道までの移動手段、お金も時間もベストで節約できる移動手段はどれなのかなどについてご紹介していきます。
ぜひ参考にして、旅行や用事のスケジュールにお役立てください。

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岩手から新幹線で札幌まで行くには？

北海道内はとても広いため、市同士の移動でも何時間単位で時間を費やしてしまうことも。まずは札幌市をゴール地点として、岩手県から新幹線で移動する方法をご紹介します。

新函館北斗までは「はやぶさ」で行こう！

はやぶさは東北、北海道新幹線の中でも停車駅が少ないかわりに、新幹線の中でも早く目的地まで行ける新幹線になります。また、在来線の特急列車のように自由席がなく、全席指定席なのもはやぶさの特徴のひとつです。
はやぶさが停車する駅は盛岡以北ではふたつ、新青森と新函館北斗です。

新幹線の乗り継ぎ方

盛岡—新函館北斗間の新幹線を利用する際ははやぶさが新幹線のなかでも最短でいけるものとなります。はやぶさであれば、乗り換えなしで、盛岡―新函館北斗を行き来できるでしょう。
はやぶさ利用時の片道は指定席だと12,880円、片道約2時間の道のりとなります。

岩手県内の新幹線の停車駅

北海道の次に面積が広い岩手県には、東北新幹線の駅が6駅あります。仙台から発車した列車は

〇一関
〇水沢江刺（みずさわえさし）
〇北上
〇新花巻
★盛岡
〇いわて沼宮内（いわてぬまくない）
〇二戸
の順に停車します。
この中でも新幹線の停車する本数が多いのは盛岡駅となります。
盛岡駅には主に4種の新幹線が止まります。それがはやぶさ、はやて、こまち、やまびこといった新幹線です。

これらの駅のうち、一関～新花巻、いわて沼宮内～二戸間は、はやぶさの場合ごく一部の列車のみ停車します。

盛岡からは「特定特急券」で座って乗車可能？

東北、北海道新幹線は指定席のみの販売が多く、格安の新幹線のきっぷを手にいれにくいイメージがあります。しかし、盛岡以北にとまる新幹線では、特定特急券（立席特急券）と呼ばれるきっぷが販売されており、指定された列車のきっぷのみ、指定席より安い料金で新幹線に乗車することができるのです。

立席特急券といわれれば、立ったまま新幹線に乗車するイメージがありますが、空席がある場合のみ、その空席に座ることができます。
もちろん指定席を購入した人が優先ですが、座った席に指定席の購入者がいない場合は目的地まで座ることもできますよ。

料金は通常期の指定席の特急料金から520円引いた金額になります。

盛岡からははやぶさ加算がない

盛岡―東京間を新幹線で行き来したことがある人は、はやぶさに加算料金があることを知っている人もいらっしゃるでしょう。東北、北海道、秋田新幹線の東京―盛岡間は時速320㎞運転がおこなわれるため、特急料金が割り増しされて加算されるのが特徴です。
しかし、盛岡から以北へ走行する新幹線は時速320㎞運転がされないため、特急料金にさらに走行距離に応じた料金が加算されることはありません。

函館・札幌間の移動が一番のネック！

盛岡駅から新函館北斗駅までは新幹線2時間ほどで到着できますが、自分が行きたい場所に応じて、更に移動で時間を費やす必要があります。
新函館北斗駅は新幹線の停車駅のなかでも最北に位置し、それ以上北に走行することはありません。また、新函館北斗駅は北斗市にあるので、函館市、札幌市にいくためには、更に道内の電車を乗り継いでください。

函館市までの道のり

函館市には五稜郭などの観光スポットがあります。なお新函館北斗駅と函館駅の間には新幹線の発着に合わせて「はこだてライナー」が運行されており、効率的な移動が可能。所要時間は15～20分程度、片道360円と大きな負担にもなりません。

札幌市までの道のり

新函館北斗駅から札幌市を代表する主要駅、札幌駅までは特別特急列車がでています。特別特急列車とは停車駅の少ない列車のことで、通常の列車より早く目的地へ到着できます。
新函館北斗—札幌間は約3時間半、料金は8,310円かかります。

近い将来、北海道新幹線の線路の延伸がある？

2019年時点では北海道新幹線の終点は新函館北斗駅ですが、2030年には札幌間の開業をJRが目標にしています。
線路の構築や莫大な工費がかかってしまうため、今すぐに新幹線が開通するわけではありませんが、近い将来、道内移動の利便性がよりよくなることでしょう。

花巻空港から空路で北海道へ行こう！

盛岡—新函館北斗間は新幹線で約2時間、札幌市までいくには、さらに電車3時間半の移動時間がかかることでしょう。
目的地が新函館北斗駅がある北斗市、函館市周辺であれば、新幹線の利用を検討してみてください。
しかし、札幌方面に用がある人は、空港での移動をおすすめします。

新千歳空港へ1日3便が飛行する

岩手県にある花巻空港からは1日3便ほど、新千歳空港行きの飛行機が運航しています。花巻空港から新千歳空港までは片道約1時間。新幹線の移動時間より半分の時間を節約できるのです。
詳しい料金は後章でご紹介しますが、場合によっては新幹線の料金より安くお得に抑えられます。

また飛行機を利用する場合新幹線とは違い、搭乗手続きや荷物検査といった時間が必要です。搭乗手続きは少なくとも15分前には済ませなければならないため、とくに自家用車やタクシーなどで空港へ行く場合は充分な余裕を持って計画を立てましょう。

飛行機に合わせて特急バスが運行されている

飛行機は滑走路などのスペースを確保しなければいけないため、比較的アクセスが不便な場所に設けられることが多いです。もし、飛行機を利用する場合、空港から運行している特急バスを利用してみてください。

花巻空港までのアクセス

花巻空港までは、盛岡駅から花巻空港駅を経由する直通の特急バスが運行されてています。
盛岡駅からは約45分、1,000円。花巻空港駅からは7分、290円で運行していますので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。

新千歳空港から出ているバス

新千歳空港には地下にJRの駅が設けられています。しかし鉄道以外に札幌や各地を結ぶバスも運行していますので、目的地に合わせて利用を検討してみましょう。
新千歳空港―札幌市内は1,100円から、苫小牧市内なら620円で片道を利用できます。

新千歳からは快速エアポートで約40分！

札幌から新千歳空港までは快速エアポートを使えば最速37分で行き来できます。小樽までも最速で73分、直通のものがでているため、北海道有数の観光スポットにもアクセスしやすくなっているのです。

青森経由でフェリー+高速バスというルートも

飛行機や新幹線で移動するという手段もありますが、岩手―青森間は新幹線、または電車、高速バスで移動するという手段があります。北海道は広いため、新幹線の停車駅から目的地の移動に何時間単位で時間を費やさなければいけないことも。目的地に合わせ、移動手段を検討することも、時間やお金を節約するコツのひとつです。

青森までは高速バスで移動しよう

岩手―青森間は高速バスも運行しています。片道3時間ほど、料金は最安で2,000円から利用できます。なるべく片道にかかる交通費を節約したい人は検討してみてください。

盛岡駅—青森駅、両区間を行き来する高速バスもありますが、盛岡駅から青森港、フェリーターミナル直通のバスも運行しています。
目的地に合わせ、高速バスを予約してみてくださいね。

青森からはフェリーが意外と便利！

高速バスのなかには、青森港、フェリーターミナル直通のバスも運行しており、青森港から津軽海峡フェリーが運航する函館行きの船も出航しています。函館-札幌間の高速バスとセットになったお得な乗車券もあるため、函館だけでなく札幌へ行くにも便利に利用できるでしょう。

料金は期間や等級によって違いがありますが、最安で、2,220円、移動時間約4時間ほどで片道を利用できます。

八戸港―苫小牧西港間のフェリーもある

青森港から出航しているフェリーは函館行きのものが主となりますが、青森県八戸市にある八戸港からは、苫小牧西港行きのフェリーが運航しています。
期間や等級で料金が変わるものの、2等級だと約5,000円から利用できます。
移動時間は8時間ほど見ておきましょう。

また、盛岡駅経由、八戸フェリーターミナル（八戸港）行きのバスも運行していますよ。

岩手県内からもフェリーが運航している

岩手県、宮古市にある宮古港からは北海道、室蘭市にある室蘭港をつないでおり、片道約10時間、最安で5,000円から利用できます。
また、室蘭港からJR室蘭駅までは徒歩12分ほど。室蘭駅から札幌駅までアクセスする場合、JRで約1時間30分と函館市からのアクセスと比べると、短い時間で片道を利用できます。

函館港から札幌市は遠い

北海道内は非常に広く、移動時間が長くなる場合もあります。例えば、函館港から札幌市札幌駅までアクセスする場合、バスと電車を乗り継ぎで約4時間半かかります。
これだけでも長い移動時間となりますので留意しておきましょう。

料金一挙比較！一番お値打ちな移動手段はどれ？

岩手―北海道間の移動で、時間、お金を節約できる移動手段はどれなのでしょうか。今までご紹介してきたことを踏まえ、どの移動手段がベストで時間、お金を節約できるのかみていきましょう

料金比較

この項目では新幹線、飛行機の費用をご紹介していきます。自宅からどの経路が一番時間、お金を節約できるか、よく吟味して、旅行の日程を組み立てましょう。

新幹線

区間	料金（指定席）
盛岡⇔新函館北斗	12,680円～

※2019年6月時点での情報となります

飛行機

JAL	運賃
普通運賃	28,570円～
ウルトラ先得（75日前）	10,570円～
スーパー先得（55日前）	11,370円～
先得割引B（45日前）	12,470円～
先得割引A（28日前）	15,770円～
3日前	25,370円～
前日	25,370円～

※6月3日から搭乗予定日調べ（期間によって料金の変動あり）

飛行機を安くお得に利用するコツ

普通料金で高いのは飛行機なものの、各航空会社がおこなっている割引プランなどを上手く利用すれば、どの移動手段よりも安く移動費用を抑えることができますよ。
しかし、割引プランといっても、予約方法などに制約があるためこちらを念頭に置いて予約しましょう。

搭乗日より前の予約が安くなりやすい？

JALでは75、55、45、28日前までの予約で最大半額以下の割引が適用されます。普通料金よりお得なお値段で航空券を予約できるものの、購入後の便の変更ができないなどのさまざまな制約があります。
留意して予約をおこなうとよいでしょう。

期間によっては高くなる？

ゴールデンウィークや学校が夏休みなど、大勢の人が長期休暇になる期間などは、飛行機の料金設定が高くなる傾向があります。搭乗予定日がピーク時期のときはこちらも覚えておくといいでしょう。

ソラハピを利用する

航空券の予約は搭乗予定日が近くなればなるほど、なかなか安い航空券が予約できないものです。ソラハピでは搭乗予定日前日からの最安航空券を検索、予約ができます。
もし、ほかのサイトよりも安い航空券がないか探したい。予約したいと思った場合は、ぜひ利用してみてくださいね。

北海道は広い！その先の移動手段にも注意が必要

北海道の大きさは九州の約2.5倍あります。例えば、札幌市から北海道最北端の市、稚内まで電車やバスで乗り継いで向かう場合、6時間ほど移動に時間を費やさなければいけません。
そのため、北海道内には約12の公共飛行場があり、そのうち新千歳空港からでている、道内をつなぐ飛行機の航路は6つ。釧路、函館、稚内、中標津、女満別、利尻空港です。運航する便によっては道内を飛行機で移動することができます。

ちなみにJALの道内便は、札幌市郊外にある札幌丘珠空港を中心に運航しています。そのため新千歳空港から移動する必要があるので注意しましょう。なお丘珠空港から発着している道内便は函館、釧路、利尻が主です。

これらを上手く利用することで、北海道内の移動が最長でも約1時間に短縮されるのです。もちろん、普通運賃で予約すれば、それなりの料金はかかりますが、前述したように、ソラハピなどの格安航空券が手に入りやすいサイトを利用すれば、時間もお金も節約することが可能なのです。

まとめ

岩手—北海道の移動時間は約2時間。目的地が札幌市内の場合は、さらに約3時間半の時間を要します。新幹線がある北斗市、その近くの函館市周辺を観光する場合は新幹線での移動を検討し、札幌市、その周辺が目的地である場合は新千歳空港の利用を検討してみましょう。

また、道内の移動も、空港の利用をおすすめします。新千歳空港からは釧路、函館、稚内、中標津、女満別、利尻空港の便が運航しています。

もしも岩手から北海道までの航空券をお探しでしたら、ぜひ一度【ソラハピ】のチケット検索ページをチェックしてみてください。きっとお得な航空券を見つけることができますよ！

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