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福井市は市指定の文化財を多く有しており、建造物・史跡だけでも34件、天然記念物は20件以上あります。
※2022年12月26日時点

福井市にはここでしか見られないものがたくさんあり、魅力的な観光スポットにあふれています。

近年、住みやすさや地元の食べ物の美味しさなどで注目を集めている福井市。

当記事ではそんな福井市のおすすめ観光スポットとグルメを8つご紹介いたします。

福井旅行をご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.福井市は新幹線開業が待ち望まれる福井県最大の都市

福井市は福井県の北部に位置する福井の県庁所在地です。

福井県内において最も多くの人口を有し、県内最大の都市として2024年の春には新幹線が開業する予定です。

一部日本海に面しており、新鮮な海産物が獲れる場所でもあります。

また、福井市は2022年に調査された「住みよさランキング」において全国総合第2位という好成績を残しています。

「おいしい食べ物が多い」とも評価されており、お子さんから大人まで楽しめる町です。

2.福井市のおすすめ観光スポット【5選】

福井市の観光スポットとして、当記事では以下の5つをご紹介いたします。

まずは歴史的に重要な場所として、国から3つの指定を受けている貴重な遺跡からご案内いたします。

一乗谷朝倉氏遺跡

写真提供：福井市

一乗谷朝倉氏遺跡は日本最大の中世都市遺跡で、国から「特別史跡」「特別名勝」「重要文化財」の3つの指定を受けています。

戦国期の城下町跡がそのままの姿で残っている珍しい場所です。

一乗谷朝倉氏遺跡の面積はとても広く、278平方メートルものエリアが国の特別史跡に指定されています。

敷地が広く見る場所も多いため、初めて観光する方にはガイドサービスの利用がおすすめです。

10時・12時・14時から、おひとり500円で定時ガイド（4月～11月）に参加できます。
※定時ガイドには予約不要で参加可能です。
※ガイド開始5分前には復原町並南入場口看板前にお集まりください。

▼一乗谷朝倉氏遺跡

住所	福井県福井市城戸ノ内町28-37
営業時間	9:00～17:00 ※最終入場受付は16:30まで
入場料	15歳以上……330円 小中学生・70歳以上……100円 ※復原町並以外の場所は無料
定休日	12月28日～1月4日 ※無料で入場できるエリアは休場日なし
HP	http://fukuisan.jp/ja/asakura/

名勝「養浩館庭園」

写真提供：福井市

養浩館庭園は福井藩主松平家の別邸。江戸時代初期～中期を代表する水の庭園です。

江戸時代につくられた庭園で、国の名勝に指定されています。

江戸期には「御泉水屋敷」と呼ばれ、明治期には迎賓館として使われていましたが、1945年（昭和20年）の福井空襲により焼失。

名勝指定をきっかけに、江戸期の御泉水指図をもとに復元されました。

福井駅から徒歩15分圏内にあるアクセスの良い人気の観光スポットです。

▼名勝「養浩館庭園」

住所	福井県福井市宝永3-11-36
開園時間	9:00～19:00 ※入園受付は閉園時間の30分前まで ※11月6日～2月末までは17時閉園となっています
入園料	220円
休園日	12月28日～1月4日
HP	http://fukuisan.jp/ja/yokokan/index.html

福井市グリフィス記念館

写真提供：福井市

福井市グリフィス記念館には、明治期に福井の明新館で化学・物理を教えたアメリカ人教師 ウィリアム・エリオット・グリフィスの授業内容や功績などが記録されています。

建物のデザインには明治初年らしさが反映されており、現代ではなかなかお目にかかれない和と洋が混ざった外観をしています。

1936年（昭和11年）に火災で家屋が一度焼失しており、残された資料から忠実に復元されました。

グリフィス記念館には無料で入館可能です。

一般来観者の写真撮影も許可されていますので、フォトスポットとしても人気がある場所です。
※機材を持ち込む本格的な撮影の場合は申請が必要です。

▼福井市グリフィス記念館

住所	福井県福井市中央3丁目5-4
営業時間	10:00～19:00 ※入園受付は閉館時間の30分前まで ※12月1日～2月末までは18時閉園となっています
休館日	12月28日～1月4日
HP	https://www.fukui-rekimachi.jp/griffis/

セーレンプラネット（福井市自然史博物館分館）

写真提供：福井市

セーレンプラネットは宇宙と天文に特化した博物館です。

リアル8Kの超高解像度映像が投影できるドリームシアターを有しており、画質だけでなく音質にもこだわっています。

季節やシーズンによってシアターの内容が変わるため、何度でも楽しめる博物館となっています。

プラネタリウムを見たいときは、投影スケジュールを確認してから行きましょう。

高校生以下なら常設展は無料でご覧いただけます。天体・星・プラネタリウムがお好きな方におすすめの観光スポットです。

▼セーレンプラネット（福井市自然史博物館分館）

住所	福井県福井市中央1-2-1ハピリン5F
営業時間	平日・日曜・祝日……9:30～17:30 土曜・祝日の前日……9:30～20:00
料金	【入館料】 ・一般……410円 ・高校生以下……無料 【ドームシアター】 ・一般……620円 ・3歳以上高校生以下……310円 （※3歳未満は無料）
休館日	・毎週火曜日 ・毎月第2水曜日 ​・祝日の翌平日 ・年末年始 ※機器メンテナンスのため臨時休業する場合があります
HP	https://www.fukui-planet.com/index.php

恐竜広場

写真提供：福井市

福井県では多くの恐竜の骨が発掘されており、日本で見つかった恐竜の化石の約8割は福井県で見つかったといわれるほどです。

恐竜広場はJR福井駅西口を出てすぐの場所にあり、実物大の恐竜モニュメントが3体設置されています。

高さ約6メートルのモニュメントがあるため、初めて福井駅を利用する方はビックリするかもしれません。

西口駅の壁面にも恐竜のデザインが大きく描かれています。

日没頃～22時までライトアップもされていますので、福井駅をご利用の際はぜひ一度見に行ってみてくださいね。

▼恐竜広場

住所	JR福井駅西口
ライトアップ時間	恐竜モニュメント……日没頃～22:00 駅舎恐竜壁画……日没頃～23:00
恐竜モニュメント稼働時間	9:00～21:00 ※30分ごとに特別演出が実施されます
HP	https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/brandeigyou/plaza.html

3.福井市のおすすめグルメ【3選】

福井市は海に面しているため、新鮮な魚介類も楽しめますよ。当記事では福井市のおすすめグルメとして以下の3つをご紹介いたします。

写真提供：福井市

「越前おろしそば」は平打ち麺で黒っぽく、そばつゆではなく大根おろしとダシで食べるのが一般的です。

福井のそばは風味が良く、大根おろしと一緒に食べれば栄養満点。そばがお好きな方には特におすすめの一品です！

2つ目におすすめする「越前ガニ」は、福井県の漁港で水揚げされているズワイガニです。

最高級ズワイガニとして有名で、福井のトップブランドにもなっています。お刺身はもちろん、焼きガニ、カニ鍋、カニ汁、カニしゃぶなどどんな料理にもピッタリです。

3つ目のおすすめグルメは「羽二重餅」。真っ白でつややかな餅菓子です。

柔らかな食感で甘さ控えめ、口当たりの優しいスイーツで福井名物のひとつとなっています。あんこの甘さが苦手という方でも食べやすい和菓子です。

4.初めて観光するなら「福井駅」周りがおすすめ

初めて福井市を観光するなら福井駅周辺からチェックしてみてください。

福井市には45箇所の駅があり、そのなかで最も栄えているのが福井駅です。

2024年に開業する予定の北陸新幹線の建築工事が完了し、真新しい駅となっています。

福井駅周辺には観光スポットが集まっており、先ほどご紹介したセーレンプラネットや恐竜広場がすぐ側にあります。

福井市には福井口駅・新福井駅など名前が似ている駅がありますので、ご利用の際はお間違えのないようご注意ください。

5.福井市へのアクセス

関東方面から福井市へ行くときは金沢行の「しらさぎ」を使うと、移動にかかるコストを抑えることができます。

関西方面から行く際は、大阪駅からサンダーバードに乗ると乗換なしで福井駅まで移動可能です。

東京駅から福井駅までは片道3時間30分、大阪駅からは片道約2時間かかります。

北陸新幹線が開業すれば、関東方面からの移動にかかる時間は現在よりも短縮されることでしょう。その際は新幹線開業前とアクセス方法が異なります。

2024年の春以降に福井市をご旅行される際は、アクセス方法をしっかりと確認してから行きましょう。

6.まとめ

福井市には都市としての魅力に加え、遺跡に化石などその地ならではの特色を大事にしている観光スポットがたくさんあります。

観光地によっては飲食が禁止されているエリアもあるため、施設の指示に従いましょう。

北陸新幹線開業に向け、福井市ではさらなる発展に力をそそいでいます。

地元ならではの食べ物もおいしいと評判を集めている町です。ぜひ一度観光してみてくださいね。